フローリングの種類で掃除の仕方が変わる!正しい手順でキレイを保つ方法

フローリングの種類で掃除の仕方が変わる!正しい手順でキレイを保つ方法

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毎日掃除をしないと、ホコリや髪の毛、食べこぼしなど、、フローリングにはたくさんの汚れがついてしまいますよね。実は、フローリングにも種類があり、それぞれの種類にあった掃除をすることが大切です。今回は、フローリング掃除についてご紹介します。


フローリングには種類がある?

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フローリングには、合板(複合)フローリングと無垢フローリングの2種類あります。それぞれのフローリングの表面にあたる塗装の種類によって使える洗剤が変わってきます。


合板(複合)フローリン

合板フローリングは、多くの住宅の床に使われていて、合板(べニア)などをベースに、化粧用の木材を貼って仕上げた床材です。表面は、「ウレタン塗装」の加工がされており、硬く傷はつきにくいのですが、一度傷がついてしまうと下層の木材が出てきてしまうことがあります。

【ウレタン塗装とは】

木の表面にUV塗料や樹脂を使用した塗膜を張った塗装で、複合フローリングに施されていることが多いです。表面に樹脂による塗膜があるため、水拭きやクリーナーを使った掃除が可能です。ワックスがけも必要がありません。


無垢フローリング

無垢のフローリングは、継ぎ足し素材を使用したり、薄い木材を重ねたりせず、100%天然木だけで仕上げた床材です。無垢フローリングには、オイル塗装を施しているものがほとんどです。

【オイル塗装とは】

木の表面に植物性オイルやワックスなどの油分を浸透させた塗装で、無垢フローリングに使われていることが多いです。「自然塗装」ともいわれ、木質感のある手触りが特徴の塗装ですが、表面に塗膜がないため水分やクリーナー成分が染み込みやすく、シミや変色などが起こる恐れがあります。水を使った掃除をする際は気をつけないといけません。


掃除の手順と黒ずみ汚れの落とし方

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フローリング掃除で大切なポイントは正しい手順で行うことです。

①まず初めに、ドライシートをつけた掃除用ワイパーでホコリや髪の毛などを取りましょう。最初に掃除機をかけてしまうと、掃除機から出る排気でホコリなどが舞い上がってしまいます。また、小石や固いものが落ちていた場合は、掃除機やモップで引きずると傷がついてしまうためあらかじめ取り除いておきます。

②次に、掃除機をかけていきます。掃除機は木目に沿ってゆっくり丁寧にかけていきましょう。壁際やサッシの隙間は細かな汚れが溜まりやすいので、細口のノズルを使って掃除をします。

③落ちにくい汚れは、水拭き掃除をしましょう。掃除用シートを使うよりも、雑巾を使って水拭きをした方が力が入りやすく、汚れが落ちやすくなります。水拭き掃除をする際は、短時間で!最後に乾拭きで仕上げます。

黒ずみ汚れ

フローリングの黒ずみ汚れの原因として、時間が経った皮脂汚れや油汚れや、ペットの糞尿の染み込みなどがあります。
これらの汚れは水拭き掃除で落ちないため、ぬるま湯に台所用の中性洗剤を数滴垂らしたものに雑巾をつけ固くしぼり、拭くだけでキレイになります。拭いた後は、必ず水拭きをし、乾拭きをして仕上げてください。洗剤が残っていると黒ずみ汚れの原因になってしまうので、乾拭きまで必ず行いましょう。また、黒ずみ汚れを放置しすぎてしまうと、自力では落としきれなくなってしまうので1ヵ月に一度は掃除を心がけてください。

キッチン周りは特に水や油が飛びやすいので、あらかじめマットなどを敷いておくこともおすすめです。

 

ワックスがけ

オイル塗装のフローリングは、住んでいるうちに徐々に表面がすり減ってしまうため、1年に一度程度、メーカー推奨の塗料で再塗装しましょう。ウレタン塗装のフローリングは表面塗膜が簡単にはすり減らない為、自分で再塗装しなくても問題ありません。


掃除をする際に気を付けること

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油汚れ

キッチン周りの汚れや、皮脂汚れは「油汚れ」です。油汚れにはアルカリ性の洗剤!とイメージされる方も多いと思います。しかし、フローリングは意外とデリケートなためアルカリ性の洗剤を使ってしまうと、床材表面に塗られたワックスなどの皮膜を剝がしてしまうことがあるので使うのはあまりおすすめしません。どうしても落ちない汚れは、プロに頼みましょう。

化学モップ・雑巾

オイル塗装の床に化学モップや化学雑巾は使用できません。ウレタン塗装のフローリングで使用する際も、水で濡れている場所やワックスがけの前後には使用しないようにしてください。また、長時間フローリングに放置してしまうと、薬品成分によって変色をしてしまう可能性があるので注意しましょう。


スチーム洗浄機

スチーム洗浄機は、熱や水分によってフローリングを突き上げ、膨らみやひび割れカビ変色などを起こす恐れがあるので使用する際は注意が必要です。


まとめ

フローリングをキレイに保つコツは、毎日ほんの少しでも掃除をすることです。ポイントを絞ることで負担がなく、継続的に続けられると思います。フローリングは水に弱いので、しっかり水気をとって掃除をしてくださいね。フローリングを掃除して、清潔なお部屋を保ちましょう。

    

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